不動産投資

妻以外の女との甘い時間、そして男が妻のもとに戻ると…… Vol.3

前回までのあらすじ
合コンで出会った寿美香とデートすべく、妻・由以子の目を盗んでLINEでやりとりする徹。すると寿美香からデートの誘いがあり、徹は寿美香と一夜をともにするためのデートプランを練る。そして当日、映画館で気持ちが盛り上がり、寿美香に「我慢できない」と誘いを受けた徹は……。
美女の誘いに興奮しきりの男、そして2人は……
「私……もう我慢できないです……」
そう言って俺を誘惑した寿美香に、俺はすっかり興奮してしまっていた。できることなら、今すぐにでも狭い路地裏に入り込んで寿美香のスカートをまくり上げたい衝動に駆られそうだが、それを何とか制止しながら、俺と寿美香はホテル街に向かっていた。
実を言うと、夕食のために予約したレストランのことも気になっているのだが、予約の時間までには少しだけ余裕がある。そのため、寿美香とすんなりと事を済ませれば、何とか間に合わない時間でもない……と思う。
そうこうしているうちに、きらびやかな照明のホテルが立ち並ぶ通りに入る。すると寿美香は周囲を見渡し、ちょっとおしゃれな雰囲気のホテルを指さして、
「あそこにしましょ」
と俺の手を引いた。
そのホテルのロビーは少し広めで、清潔感あるソファが置いてあるほか、花などのディスプレイで華やかに彩られていた。
最近のラブホテルは女性受けを狙ったところが多いとは聞いていたが、由以子と結婚してからこんな場所にはしばらく来ていないので、少し驚く。
そして、部屋を選ぶパネルの前に立ち、どの部屋がいいか寿美香に聞くと、彼女は遊郭をイメージした妖しい雰囲気の部屋を細い指で示した。
そして部屋に向かうエレベーターの中で、寿美香はおもむろに俺の股間を手で撫で上げる。
「おい、そう急ぐなよ」
俺は少し焦りながらそう言うと、
「そんなこと言って。もう固くなってるくせに」
と寿美香は妖艶な笑みを浮かべた。
そして目的の部屋にたどり着いてカードキーで解錠し、ドアを開ける。この段階にきて俺はにわかに気持ちが早まり、素早く寿美香の手を引いて連れ込んでドアを閉めた。
寿美香は、俺に引っ張られた勢いでドン、と軽く壁に当たる。
その瞬間、俺は壁に手をついて寿美香を囲い込んだ。そして、俺の体全体を寿美香に密着させ、寿美香の脚の間に膝を入れる。
その俺の様子を見た寿美香は、くすくすと笑いながら
「徹さんだって、急いでるじゃないですか……部屋にも入らずに」
と言いながら、俺の背中にするりと手を回した。
それを合図に、お互いの顔を至近距離で見つめた後、唇を獣のようにむさぼり合う。
こんな激しいキスは、由以子とはしたことがない。
その由以子に見せたことがない自分を、今寿美香の前でさらけ出している。
こんなシチュエーション、高まらないわけがないのだ。
俺は、由以子のことを頭に少し思い浮かべながら、それを押しつぶすように寿美香と体を重ねた。
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