MENU

不動産投資に関する情報メディア

不動産投資

2018.10.4

退屈な日々を過ごす男の前に突然現れた美女 Vol.1 

幸せな生活を送る夫婦……しかし、夫は秘密を作った

「あなた、行ってらっしゃい」

「うん、行ってくるよ」

今日もいつもの1日が始まる。俺、須永徹は勤務先の食品会社「チェリー物産」に出勤するために、8時に自宅であるマンションの一室を出るのが習慣だ。そして、妻・由以子との出勤時の会話もいつもと全く変わらない。

世の中では、これが幸せな生活と言うのだろう。いつも変わった様子もなく、何でもない1日を粛々と過ごす。そして、仕事から帰ったら家族との平和な時間が待っている。

しかし、俺はそんな日々が幸せなのかどうか、いまいちピンとくる感覚を持っていなかった。もっと心がワクワクして楽しめる日々があるのではないか。そして、俺は平凡な生活よりも刺激のある生活を求めているのではないか。そんな思いが、悶々と頭の中を渦巻くのだ。

そんなことを考えながら、いつものように最寄りの駅に着いていつもの時間に来る電車に乗る。そして、いつものように混みあった車内で押しつぶされそうになりながら、いつものように流れる窓の外の景色に目をやって気を紛らわそうとするのだ。つまらない1日の始まりから、つまらない時間を過ごしてつまらない1日が終わる。こんな生活に、俺は少し嫌気が差していた。

 

そんな日々を打破するため、俺はある挑戦を始めていた。小さなマンションを1棟購入して家賃収入を得る不動産投資だ。株や外貨取引のように日々変動があるものではないが、毎月決まった家賃が収入として入り、そこからマンション管理費や税金などの必要経費を差し引いても、やがては大きな資産となって自分の手に残ることに魅力を覚えたのだ。

俺は始業10分前に会社に着き、営業部の自分のデスクに腰を下ろす。そして、朝礼までのしばしの間、スマホで自分の銀行口座を確認した。今日は月末なので、来月の家賃が入居者から支払われることが多い。その状況をチェックするのだ。そして、予想通り何件かの入金が確認でき、俺は人知れずほくそ笑んだ。

「徹。お疲れ」

終業後、そう俺に声をかけてきたのは同期入社で総務部に勤務する鳥木勇作だ。

「おう、勇作お疲れ」

俺は気軽にそう返した後、予定にはなかったがせっかく勇作と会ったので一緒に飲みにいくことを思いついた。勇作と酒を酌み交わしたいことはもちろんだが、今日は何となくあの変わり映えしない家に帰りたくなかったのだ。

「勇作、この後……」

俺がそう言いかけたとき、勇作は突然

「ちょうどよかったー!いいところに会ったよ徹!」

と俺の両肩を叩いて安堵のため息をついた。

「何?どうしたんだよ」

俺がそう聞くと、勇作は

「今日の合コン、男が1人来れなくなっちゃってさー!補充探してたんだよー!徹、来てくんねぇ?頼む!この通り!」

と言って、俺に下げた頭の前で両手を合わせて懇願した。

願ってもない。そもそも俺も帰りたくないと思っていたところだし、勇作を飲みに誘うつもりだったのだから好都合だ。

「いいよ、行こう行こう!」

俺はそう言って、勇作の肩を抱きながら嬉々として由以子に「今日遅くなる」とスマホでメッセージを送った。

 

Next 合コンで出会ったのは自分好みの美女!妻ある男はどう出るのか

1 2
  • Share SMIVE
  • Twitter
  • Facebook
  • Google+
  • bookmark
  • SNS

  • Twitter
  • Facebook