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連載

2018.9.9

押し付けられた顧客がまさかの良物件!外国人エンジニアに高まる期待vol.2

 

-あらすじ-

完全紹介制の不動産仲介会社Axe Agentで働く、絶賛婚活中の雪乃(29)

顧客として訪れるのは一見パーフェクトに見える男たちばかりだが、物件選びを通して彼らのアラが見えてくるのだった、、
前回はバツイチ・裕貴に口説かれるも、スペックでしか相手を見ていなかった自分を反省する雪乃。「不動産投資と同様、将来伸びる男を選ぶ」ように誠司からアドバイスをもらったが、今回登場する男とその物件選びの共通項とは、、?

 

「雪乃ちゃん、学生時代留学してたんだよね?俺のお客さんからの紹介を受けたJay(ジェイ)さんって人がいるんだけど担当してくれないかな?アメリカから赴任してきたばかりで、早めに部屋を決めたいらしくて。」

 

「外国人か、、契約決めるの大変なんだよなぁ」と咄嗟に雪乃は思った。

 

賃貸物件の場合、外国人は絶対アウトというオーナーがまだまだ多いのが実情なのだ。とくに高齢のオーナーだったりするとなかなか審査に通らないことも多い。

 

「苦労することもあるかもしれないけど、雪乃ちゃんにしかお願いできないから。ね、よろしく!」

 

かつて伝説の不動産営業と呼ばれた誠司のキラースマイルで頼まれると、雪乃は断れない。

 

「わかりました、、でも契約に繋がらなくても許してくださいね」と渋々ファイルを受け取ったが、中身を見て「引き受けてよかった!!」とすぐに考えを改めた。

 

「何この好条件な人、、しかも私が留学してた場所の出身なんて何かあるかも?」

 

いつも通りネットで名前を検索するとすぐにLinked Inがヒットし、世界的に有名なIT企業のエンジニアであることが判明した。さらにプロフィール写真にはイケメンとしか言いようがない、整った顔の男性が満面の笑みで映っていたのだ。

 

「これは久々の良物件だわ、、せっかくのチャンス活かさなきゃ!」

 

そう思った雪乃はすぐにJayに電話した。

 

「はじめまして、エックスエージェントの雪乃です。日本語と英語どちらがいいですか? Hi, This is Yukino from Axe Agent. Which do you prefer, English or japanese? 」

 

「Hey, Yukino! Thanks for your call. 簡単な日本語ならわかるので日本語で大丈夫です。よろしくお願いします。」

 

流暢な日本語に面食らった雪乃だが、Jayは学生時代に日本に2年ほど滞在していたことがあるとのことだった。

 

「場所などの条件は予め伺っていますが、他に追加でご要望はありますか?」

 

「汚いところが苦手なので、綺麗な部屋がいいです。新築かリノベーション済みだとベストかな。」

 

「承知しました!それではこの後内覧の候補日時ご連絡しますね。」

 

Jayは声まで完璧で、「さっそく今日の女子会で報告しよう!」とテンションが上がる雪乃だった。

<今回の物件条件>

・場所:六本木周辺

・間取り:1LDK

・賃料:〜20万円

・その他:なるべく綺麗な物件(新築 or リノベーション)

 

<お客様:Jay(ジェイ)>

・32歳

・WEBエンジニア

・独身

・カリフォルニアから赴任し、現在サービスアパートメント暮らし

 

「えー何それ、羨ましい!うちの会社にはそんなお客さん来ないんだけど。私も雪乃の会社に転職しようかなぁ〜」

 

前の会社の同期でもある亜紀は、雪乃から話を聞くとレストラン中に響き渡りそうな声を上げた。

 

「雪乃が国際結婚か〜、ハーフの子どもとか超かわいいじゃん!いいな〜」

 

「さすがに気が早すぎでしょ(笑) まずは仕事で信頼を築かないと!」

 

とは言うものの、実際はまだ見ぬJayへの期待とワクワクから口元が緩むのを止められなかった。

 

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