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連載

2018.6.11

美女がアテンドする、不動産投資家で稼ぐゲームとは ?! ひきこもり脱却への足掛かり vol.1|引きこもり男

-あらすじ-
ひきこもり生活中の引籠 永遠(ヒキコモリ トワ)は、ゲームソフト開発会社の社長でもある父から、美女がアテンドするVR対応の不動産投資ゲームをプレゼントされる。感触や声、匂いまでもがリアルな美女の指導でミッションをクリアすることができるのか…?

「美しい女と、その美しい女のリアルな感触を味わってはみないか? Dear:父」

そんなメッセージカードを見た瞬間、クスリと笑みがこぼれた。

部屋の前に置かれていたメッセージカードと、ハート柄の包装紙に包まれた怪しげなプレゼントを受け取ったのは、引籠 永遠(ヒキコモリ トワ)。

 

中学入学初日に教室で足を引っかけられ、転ぶ拍子にオナラをしてしまったことが引き金となり不登校になった。以来、20年ひきこもり生活を続けている。

メセージカードの贈り主は、トワの父親、引籠 竹刀(ヒキコモリ シナイ)。

成長を続けるゲームソフト開発会社の社長であり、最近ではVRを使ったソフトウェアの開発に力を入れている。

「…へぇ、不動産投資ゲーム…?」

トワはハート柄の包装紙を几帳面に開け、ゲームソフトとVRメガネ、その他の付属品を手に取った。

別に、父親のことは嫌いじゃない。

仕事人間でお金に目がないところも、逆に人間的で面白いと思っている。

そしてたまに、こうして自分のことを忘れずにいてくれているところも。

不動産投資ゲームには興味はなかったが、父、シナイが添えたメッセージカードの内容には興味がわいた。

ひきこもり生活で世間との接触がないとはいえ、美女と付き合ったり、そういうやり取りもしたいという希望はある。

VRねぇ」

VRメガネと付属品を、少し前にシナイがプレゼントしてくれたゲーム機にセッティングしてみることにした。

VRメガネを頭に装着し、ゲーム画面が立ち上がると、シナイの会社名とロゴが黒い画面に白文字で表示され、心地良いピアノ、そしてヴァイオリンの音色が聞こえ始める。

「いつもながらレベル高いな」

ゲームのパッケージに記載された有名ピアニストやヴァイオリニスト、楽曲提供者名、ゲームに関わっている有能なメンバーの名前を見て、トワは思わずそうつぶやいた。

次の瞬間、XYOSHIKIに憧れて買ってもらった河合楽器のクリスタルグランドピアノ「CR-40A」や、どこかの国のヴァイオリニストに憧れて買ってもらったストラディバリウスのヴァイオリンがホコリを被ったまま放置してあることを思い出した。

ふぅ~っ、とトワが心底深い溜め息をついたとき、

「初めまして。私、この不動産投資ゲームの案内人で、ミワと言います」

そんな声が聞こえ、目の前に美女が現れた。

ゲームの中から聞こえてくるような、妙にクリアな声ではない。

すぐ傍で話しかけられているような、もっと人間味のある独特なリアル感。

そして、手を伸ばせばすぐに触れることができるんじゃないかと思うほどリアルな、美女。

優しく魅力的な大きな瞳、筋の通った鼻、少しぷくりとした厚みのある唇、真っ直ぐでツヤのある清潔感のある髪。

すべてがトワの好みだった。

「…ぁ…」

トワは言葉を失ったままだったが、その美女の前面に、

『不動産投資ゲーム』

のテロップが出た瞬間、

「そっかぁ…なるほど。マジでリアルだわ…」

ゲームの中の出来事だと再認識した。

「さっそくですが、プロフィールを入力してください」

美女、ミワに言われるまま、差し出された端末を受け取る。

「うわっ…」

端末のリアルな感触に、トワは思わず声を上げた。

このリアルな感触が、VRメガネとゲーム機にセットした付属品の効果であることはあきらかだったが、

「プロフィール入力と初回のミッションがクリアできたら、ご褒美にキスしてあげる」

そう言って唇を尖らせ、もう少しで唇が触れる…寸前まで迫ってこられたら、

「…マジっすか…?」

となるのは普通の心情で、トワも漏れなく、そのひとりとなった。

「良かったわ、その気になってくれて。じゃあ早速、プロフィールを入力してください。そして、ミッションスタートといきましょう!」

そう微笑んだ美女の表情が好み過ぎて悶絶したことは、言うまでもない。

Next 美女の唇を奪え!不動産投資ゲームの初ミッションをクリアせよ

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