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連載

2018.4.29

エロさ&色気たっぷり美女の本性を暴け!悪事の代償 vol.6|ダメ男の行方

-あらすじ-
ユイが「モテない」「冴えない」男たちばかりを手玉に取る詐欺師だと聞かされたものの、確証も実感もないまま、毎晩キャバクラに通うタロウ。ある日、ユイの手口だとされる誘いがあり公園で待ち合わせることに。同行していたミウが飛び出し、突きつけた写真

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「この、モテない、冴えない男の山田さんに視察に行ってもらったとき、ダーク不動産で働いていること、認めちゃいましたよね?しかも、写真まで撮られちゃって、詐欺師、失格じゃないですかぁ~?」

ニヤニヤしながら真っ直ぐにユイを見つめる。

タロウが撮影し、ミウがクラウドに保存した写真をプリントアウトしたようだ。

ミウはヒラヒラとその写真を片手に笑顔を浮かべ、

「今までの会話も全部録音しちゃいましたし、あなたのボロ彼氏が賃貸契約の際、宅地建物取引士証も提示せず、重要事項の説明もおこなっていないことも裏がとれてます。あ、ちなみに、録画もバッチリやってます」

そう言い放った。

「え…?そうなの ?!

驚くタロウに、

「ウチには、他にも従業員がいるって言ったでしょ?黙って聞いててください」

ミウがこっそりそう教え、タロウを後ろに追いやった。

「ま、彼氏が浮気するのが嫌で、監視のために彼氏の経営してる不動産屋で働くとか、その時点で詐欺師失格ですけど~!」

ミウがケラケラと声を立てて笑ったとき、タロウは背後に気配を感じて振り向いた。

そこに立っていたのはハルで、

「いろんな男たちから詐欺だと騒がれて、これからの仕事がやりづらくなるのも嫌だろ?それに、重要事項の説明なしに契約してたことチクられて、業務の停止や免許取り消しになったら、ボロ彼氏、使い物になんないぞ?」

不適な笑みを浮かべていた。

「お前が持ってるこの物件、この場で手放すって契約するなら、ぜんぶ水に流してやるよ」

ハルがそう言い終えたとき、ユイがものすごい形相でタロウを睨みつけた。

「お前…っ!」

唸るような声でそう言い、悔しそうにタロウを睨んだまま地団太を踏む。

「はじめから、こういうつもりで私に近づいたのかっっ!!」

そう怒鳴ったユイにはもう、あのエロさや色気、上品さのカケラはどこにもなかった。

歯ぎしりし、ものすごい形相でミウの持っていた写真を取り上げ、クシャクシャにして破り捨てた。

「くそぉっ!くそぉっ!!」

ユイはそう何度も叫び、しばらくして観念したように静かに言った。

「…お前ら、いつか覚えてろよ…!」

ユイは、ハルの差し出した書類にサインし、

「くそがっ!」

そう吐き捨てて去って行った。

そのあとは、驚くほど静かな風が公園の芝生を撫でていた。

「詐欺師みたいに人から巻き上げた金で生活してるヤツなんて所詮、どこかで足を引っ張られるのがオチ。類は友を呼ぶってな」

ハルはそう言ってネオンの滲む薄暗い空を仰いだ。

そのとき、聞き慣れた着信音が周囲に響き、ミウがカバンからスマホを取り出した。

「あ、社長、佐藤さんからです!」

「へぇ、タイミングのいい男だな。じゃあ、仇は打ったとでも伝えてやれ。今度はユイのような女に騙されるなってな!」

ハルの言葉に、タロウはつい考えてしまった。

ハルたちのやっていることは冷酷なのか、それとも…

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