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2018.1.13

リノベーションの相見積もりでは、この点を注意する

自宅のリノベーションを考えると、非常に気になるのがリノベーションにかかる費用になるかと思います。確かに住宅設備は高価な物が多いですし、しかも壁等を動かす大規模改修にもなると、費用について想像もつかなくなることでしょう。ネットや新聞広告等では、ローコストのタイプも見ることが出来ますが、それがどう言った仕様になるかが不安な場合も多くなります。

そこで重要になって来るのが見積もりです。更には、複数の業者に依頼を掛ける相見積もりは、価格と仕様の精査の上で、非常に有用になって来ます。

相見積もりの重要性

まずは見積もりの重要性から・・・

物を購入するときに必要なのが、購入する物の仕様の情報と、価格の情報と言うことが出来ます。

スーパーなどで食材を買うときは、肉の場合だと重量と価格が決まっています。そして、肉の重量を測定する測りは高精度に校正がされていますし、価格はそれに合わせて決められます。

さて、先に述べた「仕様」ですが、この買い物の例ですと「肉の種類と重量」が仕様となります。そして、その重量に合わせて価格が決まります。

ところで、ここでリノベーションの場合の見積もりについて考えますと、リノベーションは日常の買い物とは比べ物にならない程の様々な部品を施工します。そして必要な費用は非常に高額になり、金融機関のローンが必要になる場合もあります。そして、大金が動くからこそ「どんな仕様の物が取付られるか」と、「その価格」を知ることが重要になります。そして、これが見積もりとなり、それによって顧客は業者と工事を決めることになります。

ところで、見積もりは「価格」についてのみ語られる場合が多いですが、実は「どの様な仕様であるか」についても非常に重要になって来ます。と言うのも、リノベーション等で打ち合わせが十分で無い状態で見積もりをすると、仕様が顧客のイメージとかけ離れる場合もありえるからです。

見積もりは仕様を可能な限りはっきりさせてから取るのがベターです。納得の行かない場合は、業者との相談する手間を惜しむべきでは無いでしょう。

相見積もりのメリット

相見積もりは、複数の業者から同一の条件で価格を出してもらい、比較できる点にメリットがあります。

リノベーションの場合ですと、設置する設備を決めて積算してもらって値段を出してもらいます。それを複数の業者を使ってするのです。設備に関しては「同等品」になることも多いのですが、おおよその比較はできる様になります。

相見積もりを掛けると、場合よっては業者間で価格差が結構違うこともあり、業者選定に便利です。また、ある程度であれば、これを元に価格交渉することも出来るでしょう。

尚、リノベーションに掛かる費用は高額になり、引っ越し等の経費も取っておかなければならないので、相見積もりによって勝ち取った値引きは非常に貴重な費用にもなって来ます。

相見積りのデメリット

リノベーション工事の相見積もりは価格が比較出来る点が良いのですが、情報が多すぎて混乱しやすくなるデメリットがあります。特に、最安値にこだわってしまうと、見積もりの価格情報で混乱してしまい、仕様についての確認等の重要な部分がなおざりになってしまう場合もあります。

また、業者の中には、指定した住宅設備に関して「同等品」に、他メーカーの物を提案して来る場合もあります。その分の仕様の変更までも、見積書の中に情報を入れて記憶しておかなければならないので、業者数が多い場合等はデメリットになってしまいます。

何社くらいにするか?

相見積もりは、やろうと思えば多くの会社から取ることが出来ますが、多ければ良いと言うものでもありません。多ければそれだけ情報混乱のリスクが増すからです。

それでは、どれくらいの数にするか・・・と言うことになりますが、大体3~5社くらいに抑えておくのが良いでしょう。情報の管理に関しても、そのレベルであれば重すぎることも無いでしょうし、仕様の変更等の場合があったとしても、業者に連絡するにも大変にならずに済みます。

また、見積りの際には、それぞれの会社と個別に相談をする必要も出てきます。そして、数社を比較すれば、ある程度の適正価格も分かって来ます。そう言った背景を鑑みても、3~5社もあれば十分とも言えるでしょう。

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リノベーション会社の見積もり

見積もりの概略

「見積もり」と一口に言いましても、実際には細かい計算が本来であれば必要になります。

住宅設備であれば、ユニットバス、トイレ、キッチン等が必要にもなりますし、壁のクロスや、床材も必要にもなるでしょう。また、壁を変更させる場合等は石こうボード等の壁の材料も必要になります。また、細かい部品としては、ネジやボルト、パテやシール材等も必要になって来ます。

また、それぞれに施工費が必要になります。大工さんをお願いするのでも人件費等が必要になって来ますので、それも費用に盛り込まれます。

それから資材を輸送する物流費や在庫する際の費用等、実に色々な費用が入って来ます。

ですから、本来であれば、こう言った費用に積算があるのですが、実際の工務店等は、こうした積算をせずに、大体の価格を合算し、ある程度のドンブリ勘定をもって価格を弾いています。中には「一式」と書いた見積り書があるだけで、詳細の記載は無い場合すらあります。

リノベーション会社の資材の買い付け

リノベーション会社も大きな会社と小さい工務店がありますが、これらの違いによって、資材の買い付けも違って来ることがあります。

資材の価格はメーカーから出荷して、直接現場に搬入される場合は非常に少なく、一般には商社や問屋などの業者が仲介しています。当然ながら、これらの各社はそれぞれにマージンを掛けています。

ところで、大手会社と中小の工務店では、これらの中間の業者の数が違ったり、大量買付けによって価格を抑えたりする場合が少なくありません。

また、バックマージン等もあり、購入数によっては製品にマージンを掛けなくても、バックマージンだけで、十分な利益を上げることが出来て、これで末端の価格が下がる場合もあります。

さて、ここでリノベーションの見積もりに関してですが、この価格は見積もり額に反映される場合と、あまり反映されない場合があります。と言うのも、確かに一連の流れにおいてマージンを乗せる場合は、それなりの価格になりますが、先に挙げたバックマージンや、メーカーや流通業者が在庫の一掃やセールを掛ける場合があるからです。

ですから、見積もりを取った際には、可能な限り細かく聞くのが良いです。

製品の価格帯について

資材によっては価格帯の決まっているものがあり、その部分を押えていないと、いつの間にか価格が違って来る場合もありますので、注意が必要です。

一般に言われるのは商品のグレードで、「高級」「中級」「普及」の分け方をしていて、これらは素材や機能等によって分けられています。キッチン等においては、普及のタイプがシンクの素材にステンレスを利用しているのに対し、それより上のグレードでは人造大理石等を用いていると言った具合にです。

ところで、これがどのように相見積もりに関わって来るかですが、顧客が製品知識が少ない場合や、施工サイドが知識不足、あるいはコストダウンの為に変えて来て、見積り価格を変える場合があります。

注意が必要なのは、例えば同じ中級グレードでも、価格帯が結構違って来る場合があったり、在庫を放出するために値下げして、これに隠れる場合もあるからです。この場合は価格を読むことが、かなり困難ともなりますので、ユーザーサイドでのカタログ等での商品知識の蓄積こそが大切にもなります。

ですから相見積もりを取った時には、設備の仕様を確認し、大幅に値段を下げている場合は、確認をした方が良いでしょう。

型落ち品について

建材メーカーも新商品を市場投入すると邪魔になって来るのが、型落ち品です。当然ながら、倉庫には限界があり、新商品用の倉庫を用意するのもコストアップに繋がるので、メーカーは在庫を処分したがる様になります。そして、これは中間の業者も同じ様な事情を抱えることにもなりますので、その結果、大幅の値引きがされます。

さて、リノベーションの見積りの中に、この様な型落ち品が加わりますと、積算もかなり変わって来ます。時に問屋は製品を半額近くまで落として来ることもあり、それにマージンが乗っても、大きく値段が下がる現象が出てしまうからです。

特に、これが例えば中級グレード以上の物で大幅値引きが発生すると、他社の中級グレードと比べてコスト的に有利になってしまい、積算にも大きく影響します。

そして、こう言った大幅値下げ品を組み合わせて見積もりを作ると、トータルを考えても、普段の価格よりも大幅にコストダウンが出来る場合があります。

相見積もりを取った時、この価格差がモロに出る場合があり、時には不信感さえ持つ場合がありますが、ある程度の調査で、この部分を確認することも出来る場合があります。ですから、確認の労を惜しまなければ、安くて良質なリノベーションを手に入れることも可能になります。調査と確認については、念には念を入れるのが良いです。

パック工事

リノベーションの工事の広告を見ると、坪単価当たりの価格が記載されている場合があります。いわゆるパック工事です。パック工事は、施工する場所の条件によって、坪単価が決められ、面積に比例する形で積算されるシステムになっていることも有り、素人でも非常に分かりやすいシステムになっています。

ところで、リノベーションのパック工事においても、確かに価格はある程度までは比例計算で出来ても、オプションを設けている業者もありますし、リノベーションの出来る範囲も決まって来る場合もあります。

さて、パック工事の相見積もりについてですが、これも可能なのですが、見積もり書を見る時に注意点が必要にもなって来ます。と言うのは、完全に同じ設備と条件のパックを作るのは、まず不可能とも言え、比較するのが困難にもなるからです。

建材を扱う店でも、得意分野はやはり有り、それによって資材の仕入れの価格が違って来たりします。そうなると複数の業者で、同じ製品を同一の掛け率で手配することが難しくもなりますので、パックの価格内で納めるには、同じ仕様と言う訳には行かなくなるのです。

そして、パックは確かに分かりやすいのですが、パック料金によってリノベーション業者の事業が成り立っていることを考えると、パックが決して利幅の薄い商売をしているとは限らないとも言えます。いずれにしても、必ずしも「お得な買い物」とは限らないことも認識しておくべきでしょう。

「一式」と書いてある見積もり

建設業一般に言えることなのですが、工事費が「一式」としか書いていない場合が意外にあります。例えば、住宅のリフォーム工事や外構工事が、金額が100万円で、工事内容が「一式」と言う具合にです。

この記載は明細が無いため、非常に不安にもなりますが、必ずしもそれが信頼できない工事とは言い切れません。

例えば、建築資材を購入する場合、メーカーのキャンペーンや、在庫一掃の特値販売等がありますが、その場合の製品の卸値は資材手配におけるトップシークレットになります。特にメーカーとの代理店契約をしている業者が絡んで来ると、その可能性が出て来て、あるロットに関しては特値で売られたり、場合によってはバックマージンを絡ませて値段を引いていることも有ります。

そして、見積書に明細を書きすぎていると、自分の店の製品の卸値の情報が他社に漏洩する危険性等も発生します。ですから、部分毎の明細は出してもらうにしても、ある程度の「一式」は仕方の無いものと容認する方が良いでしょう。

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相見積もりの注意点

情報管理をキチンとする

見積もりにおいて大切なのは、「どういった仕様」に対して「どのような価格」が付くか?・・・になります。当然ながら、普通のユニットバスと人造大理石等を多用した物では、価格帯が大きく違って来ます。しかし、その「仕様」の部分を見積り書の上で管理しないと、同等品と称する型落ち品を掴まされたりすることも考えられますので、仕様の情報、価格の情報をきちんとリンクをさせて管理しておくことが重要にもなって来ます。

また、資材においても、相見積もりの中で可能な限りは図面やカタログ等でも条件をチェックするべきでしょう。例えば新たに設置する壁等においては、壁の資材等が適切になるか等の確認が重要にもなります。そして、特に外観から見えない部分の材料は、格下の物が使われて、強度等に影響をする場合があるので注意が必要になって来ます。

ですから、リノベーションの見積もりを取る場合には、明細の部分が出ている場合には、情報管理が非常に大切になります。この点を押えないと、いい加減な価格を払わなければならなくなることや、最悪は手抜き工事までをもされる可能性が出ます。

適正な価格もですが、キチンとした工事をさせる上でも、ある程度にしても、価格をキチンと出しておくことは大切です。

製品代について

リノベーションで使用する資材の価格を調べておくことは、全体が適正価格かどうかを判別することと、どれくらいのコストメリットが見込めるかを知る上で、非常に重要になります。

製品代については、メーカーの希望小売価格をある程度調べることが出来るため、それからの掛け率を知ることは、ある程度可能ですし、相見積りを詳細に依頼するならば、適正価格を知ることも出来るでしょう。

尚、決算時期等は製品単価が下がることもあります。そして、上手くタイミングが合えば、良質の資材の値引き品を買うことも可能にもなります。それを量る上でも、カタログ上でも一応の価格を知っておくことは重要にもなって来ます。可能な限り、価格情報は収集しましょう

また、昨今はパソコンの表計算ソフトも便利になってきていますので、顧客サイドで、ある程度の製品の積算をやってみるのも良いかと思われます。ある程度の合算値を知っておけば、実際の見積りの詳細が出た時に、業者に対して質問をすることが可能になるからです。

リノベーションで使用する資材は数十万円から、高級な物になると100万円を超えるものまであります。価格交渉を有利に展開するためにも、こう言った調査と積算が重要になるでしょう。

人件費について

見積りにおいて、人件費の見積りが一番グレーになるかも知れません。と言うのも、現場毎に仕事の量が変わって来るからです。

例えば、設備メーカーの工場内での人件費は、実は細かに計算されています。工場では機械から機械の距離を測り、一歩の長さを例えば70センチとして、一歩を0.8秒で歩くと仮定する等して、製造の工賃を決めたりするのですが、施工は物件の形によって移動の距離も違って来ますし、持っている工具によっても、作業効率が違って来ます。

相見積もりにおいて、人件費はなかなか読めません。しかし、極端に低く無い限りは、手抜き工事等の危険性は少ないとも思われます。

ただ人件費は、製品と違って大幅な値引きはあまり考えられないので、業者によっての変更は起こりにくいとも言えるでしょう。

値下げ要求のしすぎに注意

相見積もりを取ると、複数の業者の価格が分かるので、見積もりを取った後の価格交渉がしやすくなります。ただ、度を越えた価格交渉はあまり良い結果を生むとは限りません。

ここで、リノベーション業者の商売についても思い出しましょう。彼らは決して慈善事業で仕事をしているのでは無く、ビジネスで動いています。そして、値下げ交渉を受けた時、他でメリットが見込めるのであれば、価格を引くかもしれませんが、そう言った場合でない時は、何かを隠すことが多いです。

リノベーション会社において、価格を下げるためには、人件費の節約もあるかも知れませんが、設備のグレードを下げる方が手っ取り早いことが多いです。例えば、デザインの古い物や、流行らない色の物は、どうしても敬遠されがちになりますので、価格が下げられ、稀に「訳あり」とも称されることもあります。そして、そう言った製品を「同等品」とされて納められてしまった場合、「こんなはずでは無かった・・・」と言うことにもなり得るのです。

価格は何にしても「適正」があります。深追いはせずに、業者を決めるようにしましょう。

積算について

リノベーションの積算について

リノベーション業者から相見積もりを取ってみると、結構な確率で「一式」と言う表現が見られます。

これも、積算資料があっての「一式」と、打合せの上での「一式」があります。

積算資料は、見積もりの明細に反映されることも多く、部分別に分けられ、広告と価格的に整合性が取れているか、等のチェック材料にも使えます。

ただ、単に「一式」しか書いていないものもあるので、内容の再確認が必要になります。また、一式工事になると、使用する建材も「同等品」と言うことで、他メーカーの設備を設置される場合もありますので、注意が必要にもなります。

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製品代

製品代も実は細かい部分での積算が必要になる場合があります。と言うのも、設備は施工の方法や、オプションの取り付けによって、価格が結構変動するからです。

例えばキッチンをアイランド型に変えようとします。その場合、元の配管から、新しく管を設置して対応させなければなりません。また、風呂場にユニットバスを設置するのであれば、躯体に設置する場合に、ある種のオプション部品が必要にもなるかも知れません。そして、オプション部品も実はなかなか馬鹿にならず、価格を無視すれば後で損に気がつくことも多いです。

ですから、製品代においても、可能な限り、オプションを含めた梱包組合せ等を研究して、ユーザーサイドでも、価格を知っておく方がベターです。そして、業者から相見積りが出たときに比較してみるのが良いでしょう。

工事費

工事費も意外に不透明に思えますが、設備の説明書等を見ることと、工事担当者の賃金の相場によって、工事費が適正かどうかが分かるようになります。

住宅設備は基本的に標準施工方法を決まっていますので、ある程度の手間が推測でき、その部分の工賃を聞くことも、あるいは可能にもなります。そして、同一の仕様で複数の業者に相見積もりを依頼するならば、あまり変わる要素が無いのです。

また、壁の移動等の工事費は、部材の加工費や組立費の積算にもなると思われますが、この分でも、工法が変わらなければ、それほど変わりはありません。

ですから、この部分が極端に変わることが無ければ、一応の適正価格と言うことが出来るでしょう。そして、逆に、この部分が安いならば、粗悪な材料を使われる可能性も出て来ます。むしろ注意が必要になります。

人件費

相見積もりを取って、不透明になるのが人件費になるかと思われます。例えばそれが、時給1000円のアルバイトであれば、時間数を勘定すれば賃金が決まりますが、リノベーションの場合は、なかなかそうは行きません。

しかし、ヒントになる事は意外にあります。入る仕事別の工事人の平均賃金を調査し、工事の工程表から賃金を読むのです。

工事においては、どの仕事・・・例えば水道工事がどのタイミングになるかとか、電気工事がいつ入る・・・などのスケジュールがある程度は組むことが出来、それから相談することも出来るでしょう。そして、その職種ごとに費用を弾き出します。

ところで、工事の仕様が定まっているならば、この部分の価格も、あまり変わることはありません。適正な値をある程度知ったら、良しとするのが良いでしょう。

リノベーションの相見積もりはメリットも大きいですが、突っ込んでメリットがある部分と、突っ込んでも意味が無い部分、或いはかえって混乱する可能性も出て来たりと、意外に難しい部分もあるものです。自分の持っている不動産と、割ける時間や労力を考えて、その上で数社に見積もりを出させるのが良いでしょう。

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